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読書   

よく考えたら最近は芥川賞受賞作品は文藝春秋で読んでます
前回、超話題になった又吉さんの火花も、羽田さんのも。

今回も即買ってきましたよ
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本谷有希子さんの作品
「異類婚姻譚」に興味ありました。

本谷有希子さんは劇団の主催者でもあります。
この作品の最初の出だし
”ある日、自分の顔が旦那の顔とそっくりになっていることに気が付いた”
から、あらどんな話かしら?と思ったのでした。

現実味のない表現なんかも入り込むのは、特に芥川賞ならよくあることですかね
よくわからないけど純文学ってそうなのかな
興味深く読みました。
面白かったのです。

さて、
今回も芥川賞は2作品選ばれました。
滝口悠生さん
「死んでない者」
これが面白かったのです!
お葬式に集まった人々の話です。
お父さんであり、お爺さんであり、曾祖父さんである故人。
5人の子供たちには、更に子供がいたり孫がいたりするのでそうなります。

集まってる人たちの生い立ちや諸事情やらが延々と語られ、誰は誰それの子供で、誰は誰それの夫で、誰は誰の孫で…
ちゃんと説明されてるのだけど、読んでるこちらも覚えられません。
お通夜のあとの酒席の様子が主な舞台なのですが、ああ、こういう人いるいる!という感じで、
そういえば自分の世界でも大勢の親族なんて最初から覚えられなかったもんなあ
と妙に親近感が湧いた作品であります。

人の一生いろいろあるけど、
お通夜やお葬式というシチュエーションって、特別な思いが交錯しますよね。


今回の直木賞作品はどうしようかなあ
時代ものだったよなあ…


☆☆明日からお江戸にまいります!

by Obi-runomuyo | 2016-03-10 20:24 | Comments(2)

Commented by jan113fuzi at 2016-03-11 00:03
こんばんは
ありがとう 
読んだ気になっちゃった
最近エッセイに戻りつつある
集中力がなくなったのかしらねー
@はりねずみ@
Commented by Obi-runomuyo at 2016-03-12 21:37
>はりねずみ様
私もだんたん、読むのが面倒と思うことが増えた気がしますよ
でも、読み始めるとやっぱり面白いもの沢山で、目が見えるうちは一生読書できたらな願うばかり…

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