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小樽に行ってきました   

昨日は降り続く雨の中、小樽へ
目的はこれ
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「伊藤整文学賞25年の歩み」という催しがあったので。
残念なことにこの賞は今年の25回目を最後に終了することになったので、これまでの25年を振り返るというものです。
同賞受賞者である作家の、池澤夏樹さん、角田光代さんがいらしてました。
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第一回からの選考委員である黒井千次さんと菅野昭正さんの時を共にしてきたやりとりはとても楽しく笑いを誘っていました。
角田光代さんはテレビでお見かけするまま、可愛らしくユーモアある方。
何故か角田さん受賞の時だけ受賞式の会場が小樽商科大学の学生食堂で行われ、学生が普通に食事してたりとざわついた中で行われたのだそうです003.gif
更に受賞後は小樽の街にて一次会二次会と宴会が続き、五次回まであったそうな。角田さん大変お酒を好むらしく(何だかすごく嬉しい!)、最後まで一緒に飲み続けお付き合いしてくれる主催者側の(どんな関係の人か最後までわからないような)沢山の人達と楽しく過ごせたようで、楽しく語ってくださいました。
ああ、その場に一緒にいたかったな!

池澤夏樹さんは誠実さの伝わる素敵な方でした。今は札幌に住んでいらっしゃるとのこと、会場までも車で30分程で到着したようです。
伊藤整文学賞について語る中、地方と中央(東京)との関係性についての話がありました。
元々インテリで、中央にいながら作家として名を馳せた人、
地方から東京へ出て成し遂げた人、
そして、地方にいたまま生涯を終えた人の3タイプに大きく分かれるようです。
伊藤整文学賞では、東京に対する意識を持ちながら地域性が見えやすい作品が好まれていたのではというものです。

池澤夏樹さんの作品、実はきちんと読んだのは1冊だけでした。
あったあった!
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「静かな大地」です。
淡路島から北海道静内に入植し開拓した家族の話。アイヌの人々との関わりが胸をうちます。分厚い本ですが読み返してみようかなと思います。
懐かしい旭屋書店のブックカバーに包まれてましたよ。

札幌に戻ってきてから、何だか真っ直ぐ帰る気になれず、池澤夏樹さんの大ファンである友人のYモトさんを呼び出して、おビール飲んでいろいろ語ってから帰りました。えへ006.gif

by Obi-runomuyo | 2014-06-14 08:38 | Comments(2)

Commented by jan113fuzi at 2014-06-14 18:20
こんにちわ
”伊藤整”記憶にあるんだけど何かがわからないので
検索を
お父さんは広島県三次市の出身なんだね
「典子の生き方」よ読んだような...
「チャタレイ夫人の恋」は読んでないけど 裁判の事を
読んだのかしら 
多感な乙女のころ(!)のかすかな記憶よ
Commented by Obi-runomuyo at 2014-06-14 20:09
>fuziさま
いいですね~「多感な乙女」!!
チャタレイ夫人の恋人はシルビア・クリステルさん主演の映画の記憶しかないです~。きちんと読んだものがありません。ダメですね、語れません(>_<)
伊藤整さんに関しては評論も評価されてますが、評論と呼ばれるものを読もうという気持ちにもなれません(>_<)
結局読みやすいものばかり手に取るワタクシであります!

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